晩秋の青梅 2 
 青梅=手書きの映画看板だと思っていた。実際、キネマ通りを中心にあちこちで看板を見かける。しかし、私の想像していたものとはだいぶ違った。もっと観光地らしく、見渡す限り看板が並んでいると思っていたのである。
 古い街並みをそのまま残した商店街に、溶け込むように配された映画看板。張り巡らされた電線さえも雰囲気作りに一役買っているよう。作り出したのではない“昔の風景”がそこにはあった。

 嬉しくなって何枚も写真を撮っていたら、箒を担いだおじさんに笑われてしまった。
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